人形の家~偽りの絆~ 毒舌感想

takakoです。

BS12 トゥエルビで放映されていた「人形の家~偽りの絆~」。やっぱりワン・ビンナは、意地悪なお嬢様似合ってます。ネタばれあるので、ご注意を。

パク・ハナが貧乏人だけど健気にまっすぐに生きているセヨン、ワン・ビンナわがままで精神的に病んでいる令嬢ギョンへ。ワン・ビンナのキャスティングは、華やかな見た目とぴったり!と思ったのですが、パク・ハナが性格良い役ってのが腑に落ちず(おぃ)。「白夜姫」とか、「輝けウンス」とかの役のほうが、パク・ハナには似合ってるかなぁ~と。そんなことを思っていたからか、最初の方は違和感がありあすぎて、話にのめり込めず。でも、ワン・ビンナの悪女役が上手すぎるので、これをパク・ハナが演じるのは無理だよなぁ~、この組み合わせで良かったかも!と思ってからは、すっかり虜(笑)。だって、私が大好きなマクチャンドラマですから。

何しろ、マクチャンに必要な要素である、赤ちゃん入れ替えがテーマになってます。そう、セヨンとギョンへは、赤ちゃんの頃に入れ替わってるのです。正確には、わざと入れ替えたのではなく、母親が赤ちゃんを交換して抱っこしている間に、交通事故にあったため。ですが、自分の娘に心臓手術を受けさせたいヨンスクは、二人が入れ替わっていることを黙秘することに。そして、令嬢を自分の娘セヨンとして育てるのです。幸い、再婚相手も、その子どもたちも温かい人達で、セヨンはお金がなくても、家族の愛情たっぷりの環境で育ちます。一方、心臓の手術を受け命は助かったギョンへは、一人寂しく祖父の元で育ちます。実際は、ヨンスクはギョンへ宅の執事として働いており、実の母親がぴったりそばにいたんですが・・・。そう考えると、セヨンとギョンへは、環境の違いよりも、元々の性格が幸せを感じる部分に左右していたのでは?と。まぁ、これはよく思うのですが、どんな環境でもすんなり馴染む人と、なかなか打ち解けない人といるので、それと同じかなぁ~と。

で、この手の入れ替えドラマは、ある事件をきっかけに偶然お互いが知り合いになり、一緒に過ごすうちに入れ替わっていたという事実が露呈するというのが筋になっているのですが、「人形の家~偽りの絆~」もそのパターン。ちょっと違うのは、入れ替わったことがわかった時点では、ウィナーズ会長の祖父が余命わずかで、すんなり元のさやに戻らないといこと。それどころか、ギョンへは元に戻ることを拒み、ウィナーズ会長が手術を受けられないように画策。

そんなギョンへからウィナーズを取り戻そうと、セヨンは奔走。次から次へとギョンへの妨害はやまないのですが、セヨンは毎回立ち上がってはギョンへともやりあいます。そこに、ギョンへの夫ミョンファンも加わり、泥仕合(?)。まぁ、ギョンへとミョンファンは、お互いを牽制しあってもいて、必要な時だけ手を結ぶ微妙な関係ではありますが。

一方、セヨンのそばではジェジュンがサポート。セヨンが復讐相手の実の孫娘だと知ってジェジュンはセヨンを一度は諦めたのですが、最後には復讐よりも愛情を優先させた堅気な人物。マクチャンドラマ必須の復讐を助ける御曹司とはちょっと違った立ち位置ですが、とにかくセヨンの影になって、セヨンを全力で助ける姿は、なかなかの見もの。

「人形の家~偽りの絆~」は、セヨン、ギョンへ、ミョンファン3人の争いがいつまで経っても終わらない感じ。お互いがそれぞれ敵だからか、ミョンファンを追い出すために、セヨンはギョンへと手を組みやっつけたと思ったら、ギョンへが裏切っていたり、ギョンへがセヨンを追い出すためにミョンファンと手を組んだら、ミョンファンが裏切っていたり。とにかく、たぬきのばかしあいが続くのですが、最後の最後はあっさり。ミョンファンが余命短いと知り、セヨン、ギョンへを撃ち殺して道連れにしようとしたところ、ヨンスクが代わりに銃に撃たれて死亡。ミョンファンは逮捕され、ギョンへはすべてをセヨンに譲り・・・。マクチャンドラマの最後は、やはりあっけなく終了。

「人形の家~偽りの絆~」は、マクチャンドラマ好きな人にはおすすめです。マクチャンドラマ好きじゃない人には、ワン・ビンナの迫力の演技を堪能してください、と伝えたいです。

■キャスト
チェ・ミョンギル(キム・ヨンスク役)
パク・ハナ(ホン・セヨン役)
ワン・ビンナ(ウン・ギョンヘ役)
ハン・サンジン(チャン・ミョンファン役)
イ・ウニョン(イ・ジェジュン役)

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