リメンバー~記憶の彼方へ~ 毒舌感想

takakoです。

BSジャパンで放映されていた「リメンバー~記憶の彼方へ~」。原題のサブタイトルは「息子の戦争」。はっきり言って、なぜ「記憶の彼方へ」にしたのかわかりません。ネタばれあるので、ご注意を。

ユ・スンホ除隊後の初作品だったということですが、良い作品にあたって良かったねぇ~というのが正直な感想。最近では「君主」も話題になったみたいですし。2年の空白の後、作品選び失敗すると、次がなかなかということにもなりませんから。特に、ユ・スンホの場合、子役出身ということもあり、うまく変身できるか?というのも常に話題になっていたので。

ただ、実際のドラマは、ユ・スンホよりパク・ソンウン、ナムグン・ミンの方に私は軍配を上げたい。パク・ソンウンって他のドラマでの記憶がほとんどないんですが、あら、こんな俳優さんいたんだって驚きましたから。背が高く体格がいいから、立ってるだけで威嚇できるのに、日本人にはちょっと考えられないとんでもない色のスーツがさらに迫力を拍車をかけてます。その上、低い声と方言で独特の存在感を醸し出しているんですが、あのえくぼが妙にかわいくって、違和感が・・・(笑)。

一方のナムグン・ミンも壊れすぎ!ここまで嫌なヤツ演じきるって、すごい。無表情で感情が全くないように見える演技って、なかなかできないと思うんです。特に、ジヌがナム・ギュマンの自白映像をインターネット上に流したのを見たノートパソコンを叩き割るシーンの迫力たるや・・・。撮影現場で見ていたスタッフの感想を知りたいくらいです。(原田美枝子が「愛を乞うひと」の撮影中、カットと監督が言うと、スタッフがすーっと消えたというようなことをインタビューで答えていたことを、ふと思い出してしまいました。)

ドラマのストーリー自体は書いてしまうと簡単。無実の罪を着せられ、死刑宣告を受け服役中に、ジヌ父が病死。父親の無念を晴らすため、ジヌは弁護士になり、真実を一つずつ明かしていく内容。もちろん、韓国ドラマなので恋愛もありなのですが、問題はラスト。ジヌは父と同じアルツハイマーを煩ってしまい、最後は誰のことも覚えていない状態。周りがジヌを支えようとしてくれたのですが、ジヌはそっと身を隠し、一人遠くへ行ってしまうのです。

で、ユ・スンホの相手はイナ役のパク・ミニョンだったのですが、このツーショットが妙に似合っていないと思ったのは私だけ???今「リメンバー~記憶の彼方へ~」は年齢設定逆になっておらず、イナが年上のお姉さんだったのですが、並ぶと毎回違和感を感じたんですよねぇ~。

それにしても、イ・シオンってなぜ気の弱い部下の役が多いんでしょう???「ステキな片想い」ではチョン・イルにいじめられてたし・・・。ただ、そういう役が妙に上手すぎるというのはありますけどねぇ~。

ドラマのストーリーも面白かったですし、パク・ソンウン、ナムグン・ミンの演技を見るという意味で、割とオススメです。残念ながら、私の基準値では、絶対見て!!!というほどではないですが。

■キャスト
ユ・スンホ(ソ・ジヌ役)
パク・ミニョン(イ・イナ役)
パク・ソンウン(パク・トンホ役)
チョン・グァンリョル(ソ・ジェヒョク役)
ナムグン・ミン(ナム・ギュマン役)
チョン・ヘソン(ナム・ヨギョン役)
イ・シオン(アン・スボム役)
イ・ウォンジョン(ソク・チュイル役)

スポンサーリンク
韓国ドラマ ad1 336×280