ピノキオ 毒舌感想

ピノキオ

takakoです。

BS TBSで放映されていた「ピノキオ」。マスコミでの報道が、人の人生を簡単に変えてしまうとういことを気付かされます。ネタバレあるので、ご注意を。

テレビ局は違うのに、やたらイ・ジョンソク主演ドラマが多い気がする今日この頃。こうたくさん見せられると、気付いたらファンになっちゃう可能性が高いのですが、幸い、今のところ大丈夫(笑)。イ・ジョンソクの特徴的な話し方が、まだ受け入れられないのが大きい。正直、演技上手と言われてるようですが、あの話し方では、役によっては厳しい気がするのは、私だけではないはず。

イ・ジョンソク
#この髪型には笑わされました!

イ・ジョンソクに関する感想はおいておいて、ドラマ「ピノキオ」の方へ。韓国で放映されている時に話題になっただけあって、そこそこ骨太。何しろ、ある記者の報道がきっかけで、父親は行方不明のママ殺人者扱い、母親はその報道で自殺、兄は自分たちを捨てて出て行ったと思い、無理心中から一人生き残った主人公ハミョンは、別人として生きる道を選択。ただ、紆余曲折の末、ハミョンは自分たちを陥れた人物に復讐するために記者になり・・・。まぁ、韓国ドラマなので、ラブストーリー付きですが(笑)。

で、ストーリーを書いていると、

ペンは剣より強し

という言葉を思い起こされてくれるドラマが、まさに「ピノキオ」。ちょうど実話ベースのアメリカ映画「スポットライト」も見ていたので、正しい情報を正しく伝えることがもたらす結果というのも、知っていましたし。

とはいっても、「ピノキオ」の場合は「スポットライト」とは違って、事件が報道されなかったのではなく、事実を追求しないまま、都合良く事件をねじ曲げられたことで、ある家族の人生がめちゃくちゃになったという点では違います。ただ、ネット社会の今の時代、勝手な憶測やデマによって、実生活に影響を受けた人という視点で考えると、形は違った「ピノキオ」的被害を受けている人もそれなりにいるはず。

ですが、「ピノキオ」は被害を受けた一方、きちんと名誉回復もしています。もちろん「ピノキオ」のイ・ジョンソク演じる主人公ハミョンは、運が良かったという部分もありますが。そう、ねじ曲げた報道をしたイナ母、その裏でイナ母を操っていたボムジョ母について、ハミョンはどうすることもできなかったのですが、代わりに、パク・シネ演じるイナ、キム・ヨングァン演じるボムジョが、自分たちの母親が犯した罪を償わせようと、自ら犠牲になっていきます。特に、ボムジョは、何不自由なく暮らしていた財閥2世の座を投げ打つ覚悟をし、母親に代わって自主。結局、ボムジョ母は息子が刑務所にいるのを我慢できず、ハミョンの誘導質問に答える形で、自分の罪をマスコミの前で認めてしまいます。

まぁ、ドラマなので、ハミョンは、家族の復讐も、イナも両方手に入れられましたが、実際は違うでしょう。上にも書きましたが、ネットでの実名入り誹謗中将に苦しんでいる人は多いでしょうから。韓国芸能界もそれで自殺した人たちがいたという話もありますし。

「ピノキオ」は、発する言葉に注意しないと!と思わされるドラマでした。もちろんオススメです。

パク・シネ
#シネちゃんの制服のスカートにジャージ姿。昔、私もやってました(笑)。

■キャスト
イ・ジョンソク(チェ・ダルポ/キ・ハミョン役)
パク・シネ(チェ・イナ役)
キム・ヨングァン(ソ・ボムジョ役)
イ・ユビ(ユン・ユレ役)
イ・ピルモ(ファン・ギョドン役)
チン・ギョン(ソン・チャオク役)
ユン・ギュンサン(キ・ジェミョン役)

スポンサーリンク
韓国ドラマ ad1 336×280