ハッピー・レストラン~家和萬事成~ 毒舌感想

takakoです。

BS日テレで放映されていた「ハッピー・レストラン~家和萬事成~」。私が見始めた時には、主演のキム・ソヨンとイ・サンウの結婚が発表されていたので、ドラマというより人の恋愛をのぞき見しているような変な気分になりました。ネタばれあるので、ご注意を。

日本語タイトルが「ハッピー・レストラン」なので、楽しく明るいホームドラマかと思いきや、全く違います。どちらかというと、あっちでもこっちでもの不倫ドラマ(おぃ)。実際、エンディングで流れるテーマ曲なんて、どろどろ感あって、なぜ日本語タイトルに「ハッピー・レストラン」ともってきたのか意味不明。もちろん、韓国語タイトルの「家和萬事成」では意味が通じないというのはわかりますが、もうちょっと内容にあうタイトルにできなかったのかなぁ~と。

で、誰と誰が不倫しているかというと、イ・ピルモ演じるヒョンギとヒョンギ母の秘書。チャン・インソプ演じるマノとユン・ジニ演じるセリ。そして、既婚状態の時から勝手に片思いされていたのは、キム・ソヨン演じるヘリョン、キム・ジホ演じるハン・ミスン。ヘリョンはイ・サンウ演じるジゴンに、ミスンはアン・ヒョソプ演じるチョルスに思われていたのです。

ヒョンギが浮気していたのは、5年前に交通事故で亡くした息子のことで、ヘリョンが1年ほどおかしくなっていて、耐えきれなくなったから。ヘリョンが立ち直って前向きに子作りに励もうとしたときには、ヒョンギは冷徹な人間に変身。いくらヘリョンが愛想を振り向けてヒョンギに接しても、まるで壁と話しているような感じ。一人孤独と戦っている状態のヘリョンの前にジゴンが現れるのですが、ヒョンギからも、ヒョンギ母からも冷たくあしらわれているヘリョンの姿を目撃するにつれ、ジゴンがヘリョンの相談相手に。そして、料理教室の先生と生徒という形でも遭遇。ジゴンとヘリョンの距離はどんどん縮まっていき、ジゴンはヘリョンを好きになってしまいます。

一方、ヘリョンはヒョンギの浮気を知ると、ヒョンギに離婚届け突きつけ、家を出て行ってしまいます。そんなヘリョンをまたもやジゴンが助けていることを知ったヒョンギは嫉妬します。結局、ヒョンギ母の暴挙を食い止めるために、ヒョンギはヘリョンを諦め、離婚を決意。このエピソードで、ヒョンギはヘリョンが嫌いだった訳ではないということはわかりますが、だったらもっと優しくしろよ!と。

その頃、ヘリョンの双子の兄マノの元には、セリがマノの赤ちゃんを連れてやってきます。最初はその子供まで受け入れようとしていたミスンでしたが、マノの自分への態度に限界を感じ、離婚を切り出します。ただ、ミスンの思惑は外れ、嫁ではなく娘だと言っていたサムボンが掌を返し、ミスンを追い出してしまうのです。幸い、スンニョ、チョルスが裏でミスンを助け、ミスンは娘たちを取り返すために、サムボンに闘いを挑みます。

その後、ヒョンギは余命3ヶ月と宣告されると、あれだけ距離をとっていたヘリョン家にやってきて、「家和萬事成」に就職。ヘリョンに冷たくあしらわれても、ヒョンギはヘリョンと一緒にいたがるのですが、正式に付き合い始めたジゴンが黙っている訳がありません。ですが、ヒョンギの病をヒョンギ母が知ってしまい、ヒョンギのためにヘリョンを連れ戻す作戦を決行。ヒョンギ母はテレビで自分の非をすべて謝罪します。そんな身勝手なヒョンギ母の行動に振り回されないと宣言するヘリョンだったのですが、ヘリョンを連れ戻すために、ジゴンとの結婚を食い止めるための暴挙に出るヒョンギ母には適う訳はありません。ジゴンがヘリョン息子の執刀医であることを突き止め、間接的にヘリョンがそのことを知ってしまい、ジ・エンド。ヘリョンを諦めきれないジゴンの演技が、切なかった・・・。

結局、ヒョンギは死に顔を見せないために、ヒョンギ母と旅立ちます。この選択は、残された人にはありがたいなぁ~と、個人的には思ってしまいました。

そして、月日が流れ、サムボンとスンニョの2回目の結婚式。ヘリョンとジゴンの関係はよくはわからないまま終了。ドラマではハッピーウェディングで終わらないと、なぜか現実でハッピーウェディングになることが多い気がしますが、そのパターン通りになりました。

それにしても、私が勝手にカメレオン女優と呼んでいるキム・ソヨンが、今までで一番フツーに見えました。

■キャスト
キム・ソヨン(ポン・ヘリョン役)
イ・サンウ(ソ・ジゴン役)
イ・ピルモ(ユン・ヒョンギ役)
キム・ヨンチョル(ポム・サムボン役)
ウォン・ミギョン(ペ・スンニョ役)
キム・ジホ(ハン・ミスン役)
チャン・インソプ(ポン・マノ役)
アン・ヒョソプ(チェ・チョルス役)

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