ハイクラス~私の1円の愛~ 毒舌感想

takakoです。

BSフジで放映されていた「ハイクラス~私の1円の愛~」。原題の「不夜城」が、どうして「ハイクラス~私の1円の愛~」になるのか不思議で仕方がありません。ネタばれあるので、ご注意を。

セジンは恋人代行のバイトで行ったパーティーで、実業家イギョンと出会います。セジンは安物の手鏡を高価なものであると偽り、オークションに出品し、恋人代行の元カノであるマリに高値で売りつけることに成功。その様子を一部始終見ていたイギョンは、お金を稼ぎたいなら連絡するようにと、セジンに名刺を渡します。身勝手なイギョンの態度に最初はセジンも反発するのですが、考えを改め、イギョンに連絡します。

すると、イギョンから1日だけ自分の身代わりをしてほしいと頼まれ、セジンはその依頼を受けます。その結果、セジンは監禁され、殺されそうになります。ただ、イギョンが一目で見込んだことだけはあって、セジンは自力で脱出に成功するのですが、セジンのイギョンに対する憧れは幻滅に。でも、今の貧乏生活から抜け出す頼みの綱はイギョンだけ。結局、セジンはイギョンの下で働き始めます。

一方、イギョンは父の復讐(?)のため、父の友人たち(ムジングループのパク・ムイル会長、元大統領チャン・テジュン)に近づきます。イギョンはチャン・テジュンには選挙資金をねん出を、ムジングループの副会長であるムイルの弟パク・ムサンには会長の席を約束。チャン・テジュンはイギョンを適当にあしらいますが、パク・ムサンはイギョンと手を結びます。ただ、ムイルの息子ゴヌにイギョンの企みを気づかれてしまい、何かと妨害をされるのです。

幸い、イギョンの頭の切れは半端ではなく、やられたら違うカードで対抗し続け、どんどん敵を倒していきます。このままだとイギョンが壊れてしまうと心配になったセジンが、ゴヌと手を組み、イギョンをけん制し始めます。でも、どんな状況になってもイギョンはまったく怯む様子がなく、猪突猛進で頂上にあがることだけを目標に突き進むのです。それどころか、ゴヌまでもがムジングループのためだと言って、おかしな行動に出始めるのです。幸い、最後の最後でセジンがイギョン、ゴヌの心を動かし、途中からおかしくなったイギョン、ゴヌの戦いは終了。

正直、イ・ヨウォン演じるイギョンの頭の切れはすごいなぁ~とは思ったのですが、「で、何がいいたいの?」というのが全く見えない。イギョンとゴヌが昔恋人同士で、イギョン父によって引き裂かれたこと、父親の復讐とがまったく結びつかない。おまけに、イギョンとゴヌがよりを戻すようなストーリー展開でもない。イ・ヨウォンとユイのケミが見どころみたいな意見もあるのですが、無表情で冷徹な役柄を演じるとイ・ヨウォンって天下一品なので、ユイの演技力不足が露呈しちゃって、うーんって思ったのが私の感想なんですよねぇ~。ユイは、烏鵲橋(オジャッキョ)の兄弟たちのチャウンみたいな役なら、ぴったりなんですけど。

まぁ、時間がない人が頑張って見る必要性はないというのが、個人的な意見です。その代わり、イ・ヨウォン、ユイのファッションは豪華絢爛なので、ファッションを見たい人にはお勧めです。そうそう、最近ブレイクしたチョン・ヘインを眺めるというのもあり。「ハイクラス~私の1円の愛~」を見てて、チョン・ヘインって他で出てたっけ?結構よくない?と思ってたら、やっぱりブレイクしてたんで。そういうお宝探し的な目的でドラマを見るというのも、なんだかんだ言ってドラマの醍醐味ですからねぇ~。すでにブレイクしてるから、今更感はありますけど。

■キャスト
イ・ヨウォン(ソ・イギョン役)
チン・グ(パク・ゴヌ役)
ユイ(イ・セジン役)
チョン・ヘイン(タク役)

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