ドクター異邦人 毒舌感想

ドクター異邦人

takakoです。

テレビ東京で放映されていた「ドクター異邦人」。北朝鮮との外交を絡めたドラマって外れる確率高いのですが、その嫌な予感は的中。おまけに、命がけの脱北が愛ってところが、韓国ドラマらしい!ネタバレあるので、ご注意を。

日本に住んでいるとわからないのですが、韓国ドラマを見ていると、北朝鮮ネタはよく使われます。主要キャストの誰かが脱北者という設定とか。まぁ、それくらいなら地方の人くらいの感覚で見れるのですが、「ドクター異邦人」は政治ネタ満載。そもそも、北朝鮮の高官の手術で送り出された医師を、韓国側が返さなくてよいという判断を下せるの?という素朴な疑問もありますが、韓国で生まれ育った父子が北朝鮮で生活することになったところから、物語はスタート。そこで、主人公フンがジェヒに出会い、大人になってからは恋人同士に。

で、フンとジェヒは、それぞれの親を失い、二人で生きていくために脱北を計画。ただ、脱北途中に軍に見つかってしまい、ジェヒは銃で撃たれ、フンと別れ別れに。フンは無事に韓国に行けることになったのですが、ジェヒは生死すらわからない状態。フンはジェヒを必死に捜し続け、そっくりさんと遭遇。事情があって別人の振りをしていたジェヒですが、結局はジェヒであることをフンは知ることになります。

まぁ、これだけならいいのですが、その他の伏線もややこしい。ジェジュン父の医療事故には、フンの父、スヒョン父が絡んでいます。何だかんだ言って、この事件が、フン父とフンが北朝鮮で暮らす羽目になったきっかけではあるので、フン、ジェジュン、スヒョンの因縁というか、それぞれに対して思う気持ちも複雑。おまけに、そんな因縁があるとは知らず、スヒョンはフンを本気で好きになり告白して、撃沈。フンから理由を聞かされ、スヒョンは自分の父親のせいで、いろんな人が苦しんでいることを初めて知り・・・。

一方、ジェヒも死なずに生き延びていたのは、北朝鮮側の任務を遂行するため。この任務には韓国政府も絡んでいて、一体全体誰が味方なのか、いまいちわからず。正直、その任務を遂行することで、北朝鮮にメリットがあるとは思えないのが不思議。

韓国ドラマ鉄板の「愛、復讐、陰謀」をミックスさせたのでしょうが、話数を考えると、てんこ盛り過ぎて、お腹いっぱい状態のドラマ。その上、フンがジェヒに心が動いた感じも何となくしたのですが、その部分はさらっとしか描かれておらず。ちょい残念感たっぷりな作品でした。

イ・ジョンソク×カン・ソラ
#同じ年には見えない・・・。

■キャスト
イ・ジョンソク(パク・フン役)
チン・セヨン(ソン・ジェヒ/ハン・スンヒ役)
パク・ヘジン(ハン・ジェジュン役)
カン・ソラ(オ・スヒョン役)

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