スキャンダル 毒舌感想

スキャンダル

takakoです。

BSフジで放映されていた「スキャンダル」。25話くらいまで溜め込んで一気見したのですが、期待していなかった分、楽しめました。ネタバレあるので、ご注意を。

「愛する父さんは“誘拐犯”だった」というキャッチコピーが衝撃的なのですが、ドラマの展開を見ていると、仕方がなかった部分もあるなぁ~と、勝手に同情したりします。ただ、ハ・ウンジュンは、誘拐犯であるハ・ミョングンに育てられたからこそ、お金よりも大事なものがあると知ることができたと思うんですよねぇ~。息子には甘いとは言え、チャン・テハに育てられたら、どこか壊れてしまう可能性は否定できないですから。

実際、本物のウンジュンの代わりにチャン・ウンジュンとして育ったクム・マンボクは、清く正しく育ったように見えて、糸が切れた瞬間、人を殺してでも自分の居場所を守ろうとしますから。そういった意味でも、ハ・ミョングンに育てられて良かったのでは?なんて、勝手に思ってしまいます。

ただ、「スキャンダル」って今までのドラマとは全然ストーリーの組み立て方が違っていて、新鮮さがありました。

◆息子を失った苦しみを、相手の息子を誘拐することで癒す父親
◆父親の財産を奪われ、愛人にまで妻の座を奪われそうになり、偽の息子を仕立てた母親
◆殺人犯が実の父親と知っても、罪を償わせようとした息子
◆誘拐犯と誘拐された息子の母親が結託し、誘拐された息子の父親が犯した罪を暴露
◆欲を持っていなかった偽の息子は、自分の居場所のために、実の息子を2回も殺害しようと計画

書き出したらいろんなエピソードがあるのですが、マクチャンドラマもいろいろ頭をひねれば出てくるんだなぁ~という実例を見ました。そして、「八日目の蝉」が頭をよぎりました。

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で、ドラマの内容も内容ですが、やはり「スキャンダル」では、チャン・テハを演じたパク・サンミンは外せません。いくら何でもキム・ジェウォンと親子というのは無理があるだろうという年齢差ですが、演技力はピカイチ。「ジャイアント」の時にも思ったのですが、パク・サンミンの場合、威圧的な演技の時は恐ろしいくらい怖いのに、時々、ふと、子供のような無邪気な表情を見せる振幅がすごい。

パク・サンミン

振り幅が大きければ大きいほど、ドラマを見ている人は、知らない間にその人物に吸い込まれてしまうんですよねぇ~。そういう意味では、キム・ジェウォンの笑顔も反則ですが(笑)。30歳を超えても、パパになっても、あのキラースマイルは健在。おまけに、キム・ジェウォンは恐ろしいくらいの美肌の持ち主なので、女優さんがかわいそうなくらい(おぃ)。

キム・ジェウォン×チョ・ユニ

裏切り、復讐というパターンのマクチャンドラマに飽きた方には、「スキャンダル」はオススメのマクチャンドラマ(?)です。

■キャスト
キム・ジェウォン(ハ・ウンジュン役)
チョ・ユニ(オ・アミ役)
キ・テヨン(チャン・ウンジュン役)
チョ・ジェヒョン(ハ・ミョングン役)
パク・サンミン(チャン・テハ役)
シン・ウンギョン(ユン・ファヨン役)

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