カッコウの巣 毒舌感想

カッコウの巣

takakoです。

BS11で放映されていた「カッコウの巣」。代理母というテーマに何だかどんよりした話だったらどうしようと思ったのですが、そんな心配はなし。マクチャンドラマの設定に代理母を使っただけで、道理的な話とかそういった方面での問題は一切出てこず。ネタバレあるので、ご注意を。

BS11の掲示板をちらっとのぞき見したとき、ファヨン役のイ・チェヨンへの悪口がいっぱいあってびっくり!どうも私はファヨンがそれほど憎たらしいと思えなかったんで。で、なぜだろうと思ったら、1つは演技力。韓国でも演技力が高くないという評価を下されていたみたいですが、納得。もう1つは、太陽のあなたの感想にも書いたのですが、顔立ちですかねぇ~。あごはやたら細いのですが、それ以外は丸い、丸い。体型もどちらかというとグラマー系で、韓国の女優さんには珍しいタイプ。韓国の女優さんで多いのは、細いのに胸だけやたら大きいという豊胸手術していない?と疑われるような体型ばかりですから。まぁ、憎らしいと思うかどうかの反応は、受取り手の好みにかなーり左右されるというのもありますけどね。

イ・チェヨン

ストーリー的には、代理母という部分以外は他のマクチャンドラマとかなりパターンは同じ。兄の死をヨニのせいだと恨み、復讐するためにヨニの代理母を引き受け、報酬でアメリカに留学。ファヨンはヨニの夫であるビョングクに近づくため、ビョングク会社が提携したがっているアメリカの会社の担当者として、韓国に帰国。仕事を口実にビョングクを誘惑し、離婚まで追い込み・・・。さらに、ヨニの父親にも偶然を装って近づき、詐欺をしかけ、会社を略奪。ただ、ファヨンの行動には、アメリカで知り合った恋人のサポートがあったからできたこと。裏を返すと、ファヨンに誘惑された男たちがみんな骨抜きになっているのはすごいことかもしれません。

もちろん、マクチャンドラマはすべてを奪われた主人公に必ずイケメンのサポーターを用意するのですが、「カッコウの巣」では弁護士のミョンウン役で出演したヒョン・ウソン。「貴婦人」の撮影が終わるやいなや「カッコウの巣」に合流したということなんですが、役柄が極端に違いすぎて、違和感ありあり。私はBS11で同時期に「貴婦人」「カッコウの巣」を見ていたんで・・・。

さらに、主人公ヨニが反撃を返しするのですが、服装もメイクもいつものまま。清潭洞(チョンダムドン)マダムのワンピース姿で反撃するのは、今までのマクチャンドラマとはちょっと違ってました。大体、化け物のような超濃いメイクになるのがお決まりなんで、拍子抜け。その点が「カッコウの巣」が他のマクチャンドラマとは一線を画すというところでしょうか。あっ、最後の最後に、ファヨンが自分の罪を認め、ヨニに謝っているのも珍しいかも。最後まで誰かのせいにして、自分の非を認めない、狂気の沙汰になる、死ぬというどれかが、悪女の終わり方ですから。

あと、あれ?と思ったのは、ヨニは奪われたものをすべて取り返したけど、ミョンウンともくっつかず、ビョングクと寄りを戻すわけでもなく、ジヌママとして生きていくと決心した点。逮捕されたファヨンも思ったより早く出所したという感じでしたし。

そうそう、突っ込みどころがあると言えば、ファヨン叔父のイタリア留学、ビョングク妹の海外勤務(?)、ギソプのカフェなど、設定上不思議なものばかり。海外に行ってそのままというのは、他のスケジュールとの調整かなぁ~とも思えなくはないのですが、大学教授をいきなり辞めて開店したギソプのカフェで、なぜみなさん会うのかしら・・・といいう点。あれだけみんながギソプカフェを使っていたら、どこかで鉢合わせしてもおかしくないのに、これがなぜか会わない。さらに、ギソプもあれだけの話を小耳に挟んだら、状況わかったはずなのに、その辺には一切関知しないという謎の役割。不思議で仕方がありません。

長々と書きましたが、「カッコウの巣」は、お暇ならどうぞというレベルです。まぁ、マクチャンドラマ好きには悪くはないですが、思ったほどファヨン憎めなかったんで・・・。

■キャスト
チャン・ソヒ(ペク・ヨニ役)
ファン・ドンジュ(チョン・ビョングク役)
イ・チェヨン(イ・ファヨン役)
ヒョン・ウソン(イ・ミョンウン役)

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