アバウトタイム~止めたい時間~ 毒舌感想

takakoです。

BS11イレブンで放映されていた「アバウトタイム~止めたい時間~」。イ・ソンギョンの演技力には毎回驚かされます。ネタばれあるので、ご注意を。

「アバウトタイム」というタイトルから、勝手にまたタイムスリップもの?と思って見たら、あら、違う。主人公のミカには、人の寿命が見えてしまうのです。寿命って知りたいと思う反面、知ったら知ったで落ち込むかと。特に、自分の寿命だと。ただ、ミカは自分の寿命が100日と刻まれはじめ、後悔ない人生を歩もうと必死になります。ミュージカル女優になって舞台に立つことが夢のミカは、片っ端からオーディションを受けまくります。残されている時間が少ないからか、くよくよ落ち込まず、前進していくのです。

そんな中、MK文化財団理事長のドハと出会ったことで、ミカの人生が一変。生活がよくなったというのではなく、腕に刻まれていた寿命時計がストップするのです。最初は疑心暗鬼だったミカだったのですが、ドハといると残された時間が一時的に止まることで、友人ソンヒからもドハに猛アタックしろと言われ、ドハの周りをうろうろし始めます。最初はそんなミカを疎んでいたドハも、ミカが気になり始め、運転手として採用。それどころか、自宅にも下宿させる始末。結局、常に一緒にいることで、ドハもミカもお互いに本気で好きになるのですが、ミカは自分の寿命時計がストップする理由は、ドハの寿命を奪っていたということに気づいてしまいます。もちろん、ミカはドハから離れようとするのですが・・・。

テーマ自体は斬新ですが、人の寿命を奪ってまで自分の寿命を延ばしたいか?というのは、すごく難しいテーマかと。実際、自分が同じ立場になったら、どんな行動するかなんてわからない。そういった意味で、共感するのは難しいドラマ。

逆に、代役ながらも、ミュージカル女優の主役を勝ち取り、どんどん周りを魅了していくイ・ソンギョンを観るのは楽しい。ただ、音楽監督ジェユ役のキム・ドンジュンとミカの間に何も起きず、あれ、韓国ドラマっぽくないって思ったのは私だけではないはず。正直、最初のオーディションのシーンからは、ジェユがミカに可能性みたいなものを感じ、ジェユがミカをひっぱりあげるのかと思ったんで。あるいは、ドハと三角関係になるとか。どっちもないんで、思いっきり肩透かし喰らいました(おぃ)。

その代わり、かわいそうな役割はスボン。ドハが政略結婚の相手として選び、ドハはスボンに何度もプロポーズするも断り続け、てっきりドハのことが嫌いなのかと思いきや、実はドハの心が欲しかった!みたいな。どんなに頑張っても凍りついていたドハの心は思うようにならなかったのに、ミカの出現でドハが変わっていくのが許せず。結局、ドラマみたいな低俗なマクチャンはやらないと宣言していたのに、思いっきりマクチャンやってましたから。幸い、スボンには理性があったので、途中から自分の過ちは収拾してましたけど。そういった意味でも、同情の余地があって、スボンは憎めないんですよねぇ~。

共感ポイントがちょっと残念ですが、イ・ソンギョンのミュージカル女優の演技はあっぱれでした。

■キャスト
イ・サンユン(イ・ドハ役)
イ・ソンギョン(チェ・ミカ役)
イム・セミ(ペ・スボン役)
キム・ドンジュン+ZE:A(チョ・ジェユ役)
ハン・スンヨン(チョン・ソンヒ役)
キム・ロウン+SF9(チェ・ウィジン役)

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