ずっと恋したい 毒舌感想

ずっと恋したい

takakoです。

BSイレブンで放映されていた「ずっと恋したい」。まっすぐで優しさに溢れていた「オーロラ姫」の時とは違って、「ずっと恋したい」のソ・ハジュンは、どこか陰があり、無口でとっつきにくい役。ネタバレあるので、ご注意を。

「オーロラ姫」で、ソ・ハジュンの母親役だったソ・ウリム。「オーロラ姫」ではお金持ちでも、心根のきれいなおばあさんだったのに、「ずっと恋したい」では最悪の役。大病院の理事長で、貧しい出の嫁を使用人扱い。大体、息子との結婚を許したのも、前妻が亡くなって残された幼い双子を育てるためですから。でも、息子で病院の院長であるチェ・ドンジュは、妻イ・ヨンランを愛し、とにかく優しい。まぁ、これだけ姑にゴミのように扱われても、姑以外はヨンランに温かいから問題はないだろうと思いきや、これは大間違いというのが、「ずっと恋したい」の特徴。

ソ・ハジュン演じる主人公テヤンを、ドンジュの娘ユリが好きになったことで、話はとんでもない方向にいくのです。ユリを育てたヨンランが、テヤンの実の息子という、韓国ドラマにありがちな複雑な人間関係が現れます。

もちろん、ヨンランも、テヤンも、お互い死んだと聞かされていたから、余計に話が面倒に。令嬢ユリとの結婚に大賛成していたテヤン祖母まで、理由を言わずに反対に回りますから。で、あまりにも周りが反対し始めるので、真実が露呈。テヤンは真実を隠し通すのですが、テヤンを育てた父がドンジュンの罠にはまって真実を話してしまったことで、ドンジュンが、自分を欺いた妻ヨンランに復讐する決意をするのです。その復讐というのが、ヨンランではなく、息子テヤンというのも頂けない。

正直、ドンジュンのテヤンの追い詰めていくやり方が、とにかくここまで人間というのはむごくなれるんだぁ~という位ひどい。テヤンが真実を明かすと、ヨンランやユリに被害が及ぶと脅迫しますから。おいおい、ヨンランはともかく、ユリはドンジュンの実の娘だろ!と言いたくもなりますが、ドンジュンは自分以外はどうでもよいという自己チューな人間だったんです。その上、息子ドンジュンの罪を知っても、ドンジュン母は息子を止めようとしない。母親が母親だから、息子もこんな風になるのねぇ~といいうのを垣間見た気がします。その点、ドンジュン弟のジェミン父はまとも。兄がまともじゃないと気付いた時には、兄に罪を犯させてはいけないと、自らドンジュンにはむかいますから。

大体、最初から最後まで見ていて思うのが、「ずっと恋したい」って、因果応報という気がしなくもないドラマ。諸悪の根源は、テヤン祖母であることは確かですから。貧しいながらも必死で働いて長男のテヤン父を医者にしたことで、自分がすべて正しいと勘違いしているんで。その点、ユリ祖母も負けてはいませんが。それにしても、人間性を疑うろくでもない老人ばかりの世の中だったら、本当に嫌です、冗談抜きで。

ちなみに、ユリ役のイム・セミの顔がどうしても受けいられず、なぜテヤンがあんなにユリを守ろうとしたのか、いまいちわからず。正直なところは、テヤン妹のセッピョル役ナム・ボラ以外、全然かわいい人がいないというのも「ずっと恋したい」の特徴。セッピョルの娘も、そこまではかわいくなかったし。韓国の子役ってかわいい子が多いというのもありますが、ナム・ボラがあまりにもかわいいので、完全に負けてるんですよねぇ~。これは完全にキャスティングミスな気がします。

ナム・ボラ

で、長々と書いてますが、支離滅裂な感想しかないところからも、「ずっと恋したい」はわざわざ見るドラマではないです。

■キャスト
ソ・ハジュン(キム・テヤン役)
イム・セミ(チェ・ユリ役)
イ・ギュハン(チェ・ジェミン役)
ナム・ボラ(キム・セッピョル役)
キル・ヨンウ(チェ・ドンジュン役)
イ・ウンギョン(イ・ヨンラン役)

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