夜を歩く士【ソンビ】 毒舌感想

takakoです。

BS-TBSで放映されていた「夜を歩く士【ソンビ】」。BS-TBSはなぜ吸血鬼ドラマを続けて放映したんだろう?という素朴な疑問が・・・。ネタばれあるので、ご注意を。

人間だったのに、吸血鬼になったキム・ソンヨル役のイ・ジュンギ。王を操り、影の支配者である吸血鬼クィ役のイ・スヒョク。ドラマのストーリーはともかく、吸血鬼というイメージ像に妙にはまっている二人のキャスティングは、見事だったと思ったのは私だけではないはず。

そして、イ・ユン役はチャンミンである必要性があったのか?という疑問もわかなくもなく。というのは、イ・スヒョクのクィがあまりも常軌を逸している役だったので、存在感ありありで、チャンミンが小さく見えちゃったんですよねぇ~。正直、イ・スヒョクは演技上手と思ったことはないんですが、クィみたいな役なら、いいじゃん!みたいな。
#なぜか昔の京本正樹を思い出してしまいました。

本題のストーリーの方は、クィを倒すために、かつての友人チョンヒョン世子が残した書を探し求めていたソンヨルが、どんな書物でも探せるというヤンソンに出会うところから始まります。ヤンソンは男装して暮らしていたのですが、最初の時点でソンヨルはヤンソンが女性であることを知ります。ただ、この時点ではただの取り次ぎ。その後、何度も何度もヤンソンが窮地に陥る場面でソンヨルが助けたことで、ヤンソンがソンヨルを好きになっていきます。120年前に自分に命を捧げた婚約者ミョンヒのことが忘れられないままだったソンヨルもまた、ヤンソンの仕草にソンヨルと似た部分を見つけ、次第に惹かれていき・・・。

一方、幼い頃の親友だったジンを探していたイ・ユンは、ヤンソンにジンの面影を見つけ、男性だったから別人だとは思いつつ何かと気になって世話を焼きます。いや~、男装していても、すぐに見破れるのは、今までの韓国ドラマとちゃうやん!と思ってしまいました。というより、全然気付かなかったパターンの方が異常だろうと思っていたので、「夜を歩く士【ソンビ】」の方が真っ当。結局、ジンとヤンソンは同一人物とわかるのですが、なぜかユンは政略結婚させられた王妃ヘリョンを好きになります。あれ、三角関係は?と、いつもの韓国ドラマのパターンじゃなくて、拍子抜けしたのは言うまでもありません。

クィを倒すというメインシナリオ以外のところが、あれれ?という感じだったのが災いしたのか、視聴率はいまいち。まぁ、クィを倒す秘法が、クィの血を引くヤンソンの血をソンヨルが飲むことでスーパーサイヤ人並に変身するのですが、自分で自分をコントロールできず、危険すぎるということで封印ですから。

結局、クィが眠っている地下宮殿を破壊することで決着しますが、太陽を見てクィが放った言葉が妙に印象的でした。

で、結論を書くなら、やっぱり視聴率は嘘つかないことを改めて学びました。

■キャスト
イ・ジュンギ(キム・ソンヨル役)
チャンミン 東方神起(イ・ユン役)
イ・ユビ(チョ・ヤンソン役)
イ・スヒョク(クィ役)
キム・ソウン(イ・ミョンヒ/チェ・ヘリョン役)

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