takakoです。
BSテレ東で放映されていた「かくれんぼ」。やっぱりイ・ユリ、マクチャンドラマいいです(笑)。ネタばれあるので、ご注意を。
韓国ドラマの実年齢無視はいつものことですが、どう見積もっても、イ・ユリとオム・ヒョンギョンは同年代には見えない。イ・ユリも20代の頃から顔変わってませんが、「愛してる、泣かないで」を見て、年齢を重ねると雰囲気というものが変わるんだ!と思いましたから。おまけに、オム・ヒョンギョンが意地悪する悪女がなんとも似合わない。イ・ユリの迫力に負けててかわいそう。もう少しアクが強い女優さんをスア役にした方が、イ・ユリとの対決では絵になったかなぁ~と。
まぁ、これはキャスティングに対しての私個人の感想ですが、ドラマの内容は面白い。マクチャンドラマあるあるの、お金持ちの娘が行方不明で孤児がその代役を努めているパターンではあるのですが、「かくれんぼ」はひと味もふた味も違ってました。まず、養女になったチェリンは、自力で専務にまで上り詰めてます。社長令嬢という肩書に甘んじず、社員には低姿勢で接するので、社員からの評判も高いし。養父であるスア父が社長ではありますが、何かトラブルがあるとチェリンに頼っていて、実質的な経営者はチェリン。でも、そんなチェリンの努力をスア祖母は認めず、スアが戻ってきたらチェリンを戸籍から抜いて追い出すことばかり考えていたのです。それどころか、会社が危機に瀕すると、チェリンを政略結婚させる始末。
私ならこんなスア祖母の横暴さへの復讐に、メーク・パシフィックつぶしちゃうのに・・・と思うのですが、チェリンはメーク・パシフィックを再建するために奔走。政略結婚したムン・ジェサンの不正を暴き、メーク・パシフィックの株を返してもらったり。でも、チェリンの頑張りを1ミリも認めないスア祖母に、株の譲渡と離縁されるという始末。その上、元の場所に戻ったスア(ヒョンジュ)によって、専務の座を奪われ、営業社員に降格されます。結局、スアの能力では専務は務まらず、その危機もチェリンが救います。そして、スア祖母の横暴が明るみになったことで、スアがチェリンをメーク・パシフィックの社長に指名したことで一件落着。娘夫婦、孫のスアからも見放されたスア祖母の孤独は、いい気味でした(おぃ)。
一方、ちょっとかわいそうだったのは、ムン・ジェサン。3度めの政略結婚だったためチェリンを蔑ろにしたら、秘書のウニョクとチェリンが恋人関係になってたんですよねぇ~。最初はウニョクの片思いでしたが、途中からムン・ジェサンも本気になってましたし。まぁ、本気になったときには時既に遅しで、チェリンの心は完全にウニョクに奪われてましたから。ミン家から追い出されても、専務の座を奪われても、チェリンは最後までウニョクの手は離さなかったですし。
そうそう、個人的にはウニョク父でスア誘拐犯のチョ・ピルドゥのセリフが好きでした。えぇ、自分で自分のことを「ケ(犬)・ピルドゥ」と名乗ってましたから。字幕にはなってませんでしたが、自分が人としてクズだということをちゃんと認めてるんですよねぇ~。あと、「彼女の私生活」「梨泰院クラス」に主演クラスで出演しているアン・ボヒョンも、スアの幼馴染のお兄さんで弁護士という役で出てます。そんなに大きな役ではありませんが、スアの暴走をたしなめたりする重要な役割で、「梨泰院クラス」とは大違いです(笑)。
「かくれんぼ」は、マクチャンドラマもこうやってストーリー展開変えればいいんだ!という見本みたいな作品でした。個人的にはおすすめですが、万人受けはしないでしょう。
■キャスト
イ・ユリ(ミン・チェリン役)
ソン・チャンウィ(チャ・ウニョク役)
オム・ヒョンギョン(ハ・ヒョンジュ役)
キム・ヨンミン(ムン・ジェサン役)
イ・ジョンウォン(ミン・ジュンシク役)
チョ・ミリョン(パク・ヘラン役)
チョン・ヘソン(ナ・ヘグム役)
イ・ウォンジョン(チョ・ピルドゥ役)