takakoです。
BSイレブンで放映されている「おバカちゃん注意報」。メインキャストのポスター、タイトルどちらとも心を惹かれなかったので撮りだめだけしていたのですが、あるタイミンクで見始めたら、劇はまり。さらに、ぎっくり腰になって安静が必要となり、やることなかったので残りは動画で一気見(おぃ)。そして、見終わって思ったのは、2015年に見た韓国ドラマベスト5の1作品になることは間違いなし。ネタバレありすぎるので、ご注意を。
「おバカちゃん注意報」というふざけたタイトルに、原題とまた大幅にかけはなれているのでは?と思ったら、まさかまさかの原題通り。で、友人がよく、キャストに惹かれないと見続けられないというのですが、「おバカちゃん注意報」は最初の10話を一気に見れば、キャストに惹かれなくても大丈夫。涙、涙の世界で、視聴率が高かったのも納得。何しろ、主人公ジュンスが、再婚相手の連れ子であるとヒョンソクの犯した罪をかぶって、殺人犯として服役するのですから。それも、一度も兄とも家族とも認めてくれない、血の繋がっていないジンジユ、ヒョンソクのため。で、ジュンスは出所後すぐに、ジンジュ、ヒョンソク、唯一父親が一緒の末っ子のナリに会うために、3人の居所を探して尋ねたところ、門前払い。まあ、ヒョンソクの身代わりに服役したということを知らないので当然といえば当然ですが、自分たちの人生から消えてくれと言われても、ジュンスは影で3人を助けようと奔走。
ここまでで大体10話くらい(30分番組なので、実際は20話くらい)なのですが、ここまでくれば見るのを中断することはないかなぁ~と。実際、その後の展開は復讐劇のマッチャンドラマとは違えども、同じくらい予想できないところが、「おバカちゃん注意報」の特徴だったりします。唯一、家族との関係が修復されるだろうというのは想像つきますが、
◆登場人物たちのいろんな形のラブストーリー
◆ドヒに対する執着から起きるBYグループ乗っ取り
◆ジュンス殺人罪の前科消失
◆ナリが女優として開花
など、てんこ盛り。個人的にはジュンスとドヒのラブストーリーが延々と続いている間は「おバカちゃん注意報」への興味が減ってしまったのですが、ジュヨンがヒョンソクを追いかけまわるところは結構好きでした。というより、ジュヨンの行動がかわいすぎて、見ている側を和ませてくれるのは間違いなし。
正直、「おバカちゃん注意報」は、周りの登場人物たちのキャラがとにかく光ってます。
#カン・ソラの顔は好きになれず、見続ける上での一番の障害でした(涙)。
◆ちょっとしたことにも喜びを感じ、自分の思ったまま、まっすぐ行動するジュヨン
◆末っ子らしい愛嬌をふりまき、兄たちを翻弄するナリ
◆文句ばかり言いながらも、いつもドヒとジュンスの盾になってくれた天才デザイナーインジュ
◆幼いころに偽薬の行商でジュンスと一緒だったジュンス父の友人マンドラアジョシ
◆ー切の笑顔を見せない徹底的な悪役に徹していたイ・ハンソ
いろんな韓国ドラマを見てきましたが、ここまでたくさんの登場人物たちの名前や役割まではっきり覚えていたのは初めて。それくらい、伏線がしつかりしていたということでしょう。だから、見る側も飽きずに最後まで見続け、高視聴率になったかと。大体、日本でも高視聴率のドラマって、主演だけきらりというよりは脇もしっかりな作品の方が多い気がしますから。
そして、私が一番気に入ったシーンは、ジュンスとドヒの結婚式で、ジュンス家族たちが歌を歌うところ。歌詞もドラマの内容を表している上に、みんな歌が上手だったこともあり、総まとめ的に過去のシーンとクロスするのもかな-りきれいでした。ただ、この結婚式はドラマの最後ではないところが、「おバカちゃん注意報」らしい。この後に、イ・ハンソによるBYグループヘのM&A発表の宣戦布告があり、新婚の甘い生活よりも仕事優先モードになります。まぁ、最後は悪いことをした人には天罰が下るというパターンで終止符を打ちますけどね。
もう一つの気に入ったのは、ラストシーン。幼いころ、自宅の庭で水をかけあった幸せの一瞬を切り取ったシーンを再現したようなシーンで終わったのは、良いエンディングでした。
で、最後まで見続けてやっと気づいたが、私にはイム・ジュファンのナレーションが、心に響いたのでは?と。「北の国から」での吉岡君のような、すごい上手かと言われればすごい上手というわけではないけれど、気づいたらすーっと心に染み入るような話し方といえばいいのでしょうか。
ちなみに、動画はYouTubeに英語字幕付きでありました。英語タイトル「Ugly Alert」で検索すると見つかると思います。とにかくオススメです。
■キャスト
イム・ジュファン(コン・ジュンス役)
カン・ソラ(ナ・ドヒ役)
カン・ビョル(コン・ジンジュ役)
チェ・テジュン(コン・ヒョンソク役)
ソリョン AOA(コン・ナリ役)
シン・ソユル(シン・ジュヨン役)
キム・ヨンフン(イ・ハンソ役)
ヒョヌ(カン・チョルス役)