私はチャン・ボリ! 毒舌感想

私はチャン・ボリ!

takakoです。

BSイレブンで放映されている「私はチャン・ボリ!」。続きが気になって途中から動画で2回も見たのに、BSイレブンで放映されているのを毎日見ております(笑)。ネタバレあるので、ご注意を。

個人的に、イ・ユリは悪女顔だと思っていたので、「私はチャン・ボリ!」のヨン・ミンジョンはぴったり。「福寿草」の感想にもしっかりと書いてます。

ストーリーを簡単に書くと・・・。

韓服の名家「ピスルチェ」の孫娘として生まれたウンビが、交通事故で記憶をなくし、ミンジョン母子と一緒に暮らすことになります。ウンビ両親がウンビを探すために開催した美術大会に、ミンジョンはウンビが描いた絵を提出し、ウンビ両親から大学までの支援をこぎつけます。それどころか、ウンビ両親の娘が行方不明だと知り、ミンジョンは孤児の振りをして、「ピスルチェ」の養女になることを画策。9歳のミンジョンはウンビが自分たちが拾ったポリだとは知らなかったのですが、ひょんなことから、入れ替わりの人生を歩むことに。その後、紆余曲折あってポリの記憶が戻りウンビであることがわかるのですが、手に入れた物を失いたくないミンジョンは、実母の協力を得ながら、ポリがウンビに戻ることを妨害していきます。

正直、大きな流れは「神々の晩餐」に似ているなぁ~とも思ったのですが、「私はチャン・ボリ!」が韓国で人気を得た理由は、主演陣のキャラがとにかくいい。ポリと娘のピダンの訛りが妙にかわいいし、ジェファ役のキム・ジフンの軟派な感じも意外と○。もちろん、嘘の上塗りをしていくイ・ユリの演技は圧巻。女子大生、デザイナー、留学帰り、御曹司と結婚とステイタスが変わる毎に、髪型と服装もどんどんど派手になっていくのもなかなか乙。ただ、よーく見ているとわかるのですが、パンツからスカートに切り替わったポリは妙にミニスカートなのに、ミンジョンは膝よりちょい長めの丈。派手だけど、どこか奥様っぽい感じを残してます。

イ・ユリ

まぁ、髪型と服装については、ポリもすごいですけどねぇ~。序盤はそのパーマどこでかけられるの?というパーマに、その服どこで売っているの?という洋服(笑)。韓国ドラマお決まりの、貧しい人たちを極端な服装にするというそのまんま。その後は完全に別人に変身していきますけどねぇ~。

オ・ヨンソ

で、私がここまではまった理由は、ヨン・ミンジョンの嘘が恐ろしく巧妙すぎるということ。そう、はっきりした物証がないものについては、相手がおかしいという風に見せかけて、嘘で勝っちゃうのです。復讐劇ドラマだと、相手を陥れるためにあらゆる手段を講じるというパターンですが、「私はチャン・ボリ!」だと、ミンジョンがついた嘘がばれそうになると、その嘘を隠すさらなる嘘が、おお、そうきたか!と思わせるんです。ディスカッションしたら、論破するのが大変な相手という感じです。
#あの頭の良さを他のところに使えば・・・とは思いますが。

最後の最後は、ミンジョンの嘘がすべてばれたばかりか、殺人未遂で逮捕されて終わり。おまけに、あんなにミンジョンのために嘘の協力をしてくれた母親は呆けてしまい、ミンジョンの存在を忘れ、自分の娘はポリしかないとだけだと思うという哀しい結末。自業自得とはいえ、ちょっと考えさせられます。

ミンジョンがどんな嘘で危機を乗り越えていくかと楽しめる人なら、「私はチャン・ボリ!」最高です。

■キャスト
オ・ヨンソ(チャン・ボリ役)
イ・ユリ(ヨン・ミンジョン役)
キム・ジフン(イ・ジェファ役)
オ・チャンソク(イ・ジェヒ役)

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