棘のある花 毒舌感想

棘のある花

takakoです。

BS11で放映されていた「棘のある花」。原題は「私の手をつかんで」なのに、なぜ「棘のある花」になったのかは、相変わらず疑問。さすがに6ヶ月以上毎日見続けていたので、終わるとぽかんと穴が空きます。ネタバレあるので、ご注意を。

典型的なマクチャンドラマだった「棘のある花」。とはいっても、同じパターンだと飽きられるからか、骨格の工夫が見られます。

◆悪女も貧乏人

主人公ヨンスに罪を着せていく悪女シニもまた、ヨンスと同じ貧乏人なのですが、実父は失踪し、海外で事業をしている養父がいると嘘をついて、ヨンスの恋人ジョンヒョンとの結婚にこぎつけます。ただ、夫の会社に勤めているシニの家庭環境を、あんなにあっさり信じたのかは謎。人事データ見れば、実父と養父は嘘だってわかるんで。ジョンヒョン母はつめが甘すぎます。

◆シニの良心は最後まで見えず

今までのマクチャンドラマだと、悪女も自分がやっていることに対して罪悪感を感じるシーンだったり台詞だったりあるのですが、シニは微塵も見えず。それどころか、逆ギレするアップの顔を見る度に、私は拒否反応を起こすので、今までの歴代悪女の中でピカイチかもしれません。

ペ・グリン

とはいっても、最後の最後で、シニは人としての心の優しさを見せます。車にひかれそうになったシニの息子を助け、自らが犠牲になってしまうのですから。自殺とか病気ではないので、自分の働いた悪事との引き替えともとれるんですよねぇ~。

で、マクチャンドラマと言えば、復讐前と復讐開始後の主人公が別人のように変身するのが慣例。「カッコウの巣」では珍しく見られなかったのですが、ヨンスはやってくれました。

<復讐開始前>
パク・シウン1

<復讐開始後>
パク・シウン2

ど派手になったパク・シウンを見て、あっ、やっとちゃんと顔を見れると思ったのは、私だけではないはず(おぃ)。地味な出で立ちの時は顔の全体のバランスが悪すぎて、テレビの画面を凝視するのがきつかったんで。何となく、整形?と思わせる不自然なバランスなんですよねぇ~。濃いメリハリメイクをすると、その不自然さは消えるんですが、すっぴんのようなメイクではちょっと・・・って感じでした。

まぁ、復讐系のマクチャンドラマは詳細を書かなくても、

主人公が悪女におとしめられる

心優しい主人公が復讐を開始する

イケメン金持ち男が復讐の手助けをする

悪女のすべての悪事はばれ、主人公は元の生活を取り戻す

という公式が成り立っているので、安心して見られるんですけどね。なので、今回の悪女はどんな手を使ってくるのか?をじっくり観察できます(笑)。

ただ、「棘のある花」が他のドラマとちょっと違うところというのは、ジョンヒョンとシニが、実際にも恋人同士であったということ。公開恋愛をしていたので、誰もが知っていた上での共演でしたから。さらに、私がBS11で見ている間に、二人は結婚。何だかタイミングの妙を感じ入ってしまいました。

うだうだと書きましたが、パク・シウンとペ・グリンの顔のアップが耐えられないという方にはオススメしません。正直、最初の頃は苦しさを感じましたから。

■キャスト
パク・シウン(ハン・ヨンス役)
ペ・グリン(オ・シニ役)
イ・ジェファン(ミン・ジュウォン役)
チン・テヒョン(ミン・ジョンヒョン役)

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コメント

  1. 悪女 より:

    公開恋愛して結婚したのは、ジョンヒョンとシニではなくて、ジョンヒョンとヨンスですね。